北海道日本ハムファイターズの北広島市移転による減収分をカバーするため、札幌ドーム(山川広行社長)がネーミングライツ(命名権)協賛企業の募集を実施している。
過去にも札幌ドームのネーミングライツ募集は2度行われており、今回で3回目。募集期間は2月29日までで、価格は年間2億5000万円。2~4年の複数年契約を希望しているほか、愛称に“ドーム”を入れることなどが条件だ。
ちなみに2011年に札幌市が初めて募集した際の条件は、年間5億円で5年以上。公募は見られたものの、条件をクリアする企業はなく不調に。2度目の公募も難航した経緯がある。
札幌ドームは、道内最大の収容人数を誇る全天候型の多目的施設で、国際的なイベントをはじめとする多種多様なイベントの開催実績があり、近年では「新コンサートモード」の新設や高校生野球をはじめとするアマチュア競技の開催誘致などを積極的に実施している。
過去2回とは異なるこうした状況からも、“3度目の●●”になることを期待したい。
その他応募資格――(札幌ドームHPから)
次の(1)から(4)までのすべてに該当する団体が応募できます。
(1) 法人であること。ただし、札幌ドーム広告掲出基準で掲出不可としている業種、札幌市広告掲載基準第2条に掲げる業種又は事業者を除く。
(2) 地方自治法施行令(昭和22年政令第16号)第167条の4第1項及び第2項(同項を準用する場合も含む。)の規定により、札幌市における一般競争入札等の参加を制限されていないこと。
(3) 市区町村税、法人税又は消費税及び地方消費税を滞納していないこと。
(4) 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律(平成3年法律第77号)第2条第2号に規定する暴力団又は札幌市暴力団の排除の推進に関する条例(平成25年条例第6号)第7条第1項に規定する暴力団関係事業者(代表者においてはその構成員である者)ではないこと。