家具・インテリア業界国内最大手のニトリホールディングス(似鳥昭雄会長)と、余市と仁木両町が6月21日、農林水産業の振興や文化・芸術、観光資源の活用といったさまざまな分野で連携を図ることを目的にとした包括連携協定を締結した。
余市町の山本観光果樹園で行われた締結式には似鳥会長も出席し、
「議論を活発化させ、創意工夫しながら余市町、仁木町の発展をお手伝いできれば」
と挨拶し、
「北海道は観光と農産物が重要。今後の観光は従来の自然を楽しむ観光だけでなく、美術館のように創り上げて楽しませる観光も必要。仁木町、余市町とともに取り組んでいきたい」
と期待を込めた。
似鳥会長を囲んで記念撮影(左・斉藤啓輔余市町長佐藤聖一郎仁木町長)
また、斉藤啓輔余市町長は、
「この地域は観光資源も農産物もある恵まれた地域で、食と観光は北海道の発展の核。ニトリホールディングス様の力を借りて、世界に魅力を発信し、大いに両町をPRしたい」
とした一方、佐藤聖一郎仁木町長も、
「農産物や観光で共通する部分が多いことから、仁木町と余市町はひとつの大きなエリアと捉えていただきたい。この連携は大変意義深いもので、今後あらゆる可能性が広がる。ニトリホールディングス様に力を借り、さまざまなことに挑戦していきたい」
と期待した。
同社のパックアップで一層磨きがかかる両町のポテンシャルに注目したい――。