札幌・大通地区のランドマーク『4丁目プラザ』(中央区南1西4)が1月末で営業を終了する――。
1971年の開業以降、最先端のファッション用品を集めるなど、若者文化の発信地として長らく活躍していたが、建物の老朽化に加え、耐震不足もあり、昨年取り壊しが決定した。
こうしたなか、今、幅広い層が足を運んでいるのは、『4プラ』の開業50年を記念したポスター展“はっぴいえんど”。4プラの地下2階と7階の2会場で開かれており、1970年代から2000年代のものまで160点がズラリと並んでいる。

想い出が蘇る・・・
2022年の幕開け早々に来館した江別市の母(50代)娘(20代)は、「私たち世代は“4プラで買い物した”ということがステータスになった。ポスターを見ると当時を思い出す。時代の流れもあり、仕方ないことだけど、閉館は寂しい(母)」と話し、「この交差点(南1西4)に4プラがあるのは当たり前の光景。取り壊された後はしばらく“4プラロス”になることは間違いない(娘)」と残念がった。
来館者を楽しませ、懐かしませる同展。入場は無料で、1月30日まで開催している。その“当時”の思い出が蘇り、心が温かくなるかも――。
ちなみに取り壊しは春頃に予定されている。