統一地方選挙の注目レース、札幌市長選(4月9日投開票)で3選を目指す現職の秋元克広氏(67)が3月8日、今後4年間で目指す政策『6つの道標』を発表した。
この道標は、
- 不安なく健やかに暮らせる街
- 安全で快適に暮らせる街
- 未来の担い手が希望を抱いて自分を磨ける街
- 誰もが自分らしく活躍できる持続可能な街
- 経済が活性化し社会が潤う街
- 世界を引きつける魅力的な街
といった6分野計102項目からなるもの。
この政策の作成にあたり秋元氏は「札幌市の将来負担や財政運営を重視した」と述べ、選挙戦の大きな争点とも言える2030年冬季五輪招致については、東京2020大会を巡る汚職・談合事件を踏まえ「市民の信頼が著しく失われている」としたうえで、「国内外の信頼を回復することが重要。市民の意向を確認した上で招致を目指す」と述べた。
また、まちの再開発事業に関しては「札幌市の顔でもある、大通エリア、新幹線の改札口にも通じる創生川東エリアのリニューアルに加え、丘珠空港の整備(ジェット化)を進める」とした。
会見の締めくくりには、「世界都市札幌のリーダーとして、市民の皆様と共に前に進んでいくという確固たる思いがある。この“道標”は、明るい札幌の未来につながっていると約束する」と気を吐いた。