自動車中古部品販売業大手・石上車輌(札幌市、石上剛代表)が実施する「自動車リサイクルの森プロジェクト」が13年目を迎え、これまでの累計植樹数は7万6416本(38ヘクタール)となった。

従業員自らが植林作業を・・・
同社はかねてから“リサイクル”を通じた地球環境保全活動を展開しており、このプロジェクトもその一環。プロジェクト内容は、ユーザーからの廃車1台につき1本のカラマツを美幌町に植樹するというものだ。
プロジェクトを開始した当時は、同社のみの活動だったが、現在では複数の企業が参加し、2020年は6200本を植樹。企業ごとの内訳は、
石上車輌3140本
竹内建設1240本
マテック1020本
AAC320本
河村自動車工業320本廃車ドットコム160本
――となっている。
9月5日に行われた森林整備協定調印式には石上社長も参加し、
「このプロジェクトは、14年前に中国の砂漠へ植林に行ったことがきっかけ。13 年前は当社だけで始めたが、今では数社に賛同いただき、輪が広がっている。今年も6,200 本を植えることができ、13 年も続けてこられた事は感慨深い。これからも、できる限り続けていきたい」
と来年以降の植樹にも意欲を見せた。
また、プロジェクト発足当時、市の経済部長として携わっていたという平野浩司美幌町長は、
「今、関わっている職員は当時も担当していた者もいる。植林とともに本人も成長しながら山に関われている。7万本を超える植樹は大変な努力、心から感謝申し上げる。今後もご協力いただいた1本1本を大切に育て、森林整備を通じて社会貢献を行って頂く企業・団体と、環境保全を進める行政の模範となれるようしっかり努力していきたい」
と答えた。