2年ぶりとなる秋元克広札幌市長の『さっぽろ未来セミナー』が12月21日、ロイトン札幌で行われ、約500人が会場で、約200人がオンラインで参加した。
セミナーでは、これまでのコロナ対策や、懸念される第6波への備えなどの報告に加え、喫緊の課題である経済回復への取り組みについても述べた。
具体的には、中小企業への資金調達の円滑化、負担の軽減など、実施してきた取り組みの報告だけでなく、さっぽろ雪まつりの開催や、子育て世帯への臨時特別給付金などの市民生活の支援を約束した。
また、次期まちづくり戦略ビジョンの策定では、“少子高齢化、人口減少”“共生社会の実現”“脱炭素社会の形成”“都市リニューアル”“デジタル化の推進”“自然災害や感染症など危機への対応”などを挙げて説明した。
さらに、「札幌が抱えるさまざまな課題を解決していくために大会の招致は必要」として2030年に招致を目指す札幌冬季オリパラについても言及。来年以降は市民との意見交換の場をつくる方針だ。(12月22日には札幌市中央区役所で出前講座が開かれている)
※セミナーの講師を務めたのは元日ハムの田中学園理事長の田中賢介氏が務めたほか、加藤欽也さっぽろの未来をつなぐ市民の会共同代表も主催者を代表してあいさつに立った