北海道コカ・コーラボトリング(本社・札幌市、佐々木康行社長)と、“新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会(松井博和理事長)”は、協働で『札幌遠友夜学校記念館(仮称)』の設立に向けた取り組みを開始した。
この取り組みの第1弾となったのは、新渡戸稲造記念公園(札幌市中央区)内の“募金自動販売機”設置。自動販売機の売り上げの一部が同会へ寄付され、記念館建設費用と維持・管理費用に活用されるというものだ。
7月7日に行われた除幕式には、佐々木康行社長と松井博和理事長に加え、来賓として横田篤北大副学長も参加。

松井博和理事長
松井理事長は、
「北海道、日本だけでなく、広く人類のために役立つ人材、未来を創る人材を創出する場、地域の人と交わる場となるよう、多くの皆様の力をお借りして創り上げていく」とあいさつし、佐々木社長は、
「新渡戸稲造先生の志は、“全ての人に教育を”というもの。現在世界中で取り組まれるSDGsの目標である『質の高い教育をみんなに』と通じるものがあり、大変すばらしい。今後、さらにこの自動販売機の設置を進めたい」
と力を込めた。

佐々木康行社長
また、来賓としてあいさつに立った横田学長は、
「既に専門家の方々と、SDGsの理念を注入した具体的な設計に取り掛かっている。関係者をはじめ、市民の方々にもご協力いただき完成させたい」と、記念館建設に向けての意気込みを述べた。

横田篤北大副学長
ともあれ、新渡戸稲造の志を未来に受け継ぐためにも、”新渡戸稲造記念公園(札幌市中央区南4条東4丁目2-1)にお立ち寄りの際は、ぜひ購入の検討を。